宮村吉徳税理士事務所

平成24年分

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平成24年分

1月号

二世税備士の独り言

年、明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 昨年はいろいろなことがありました。年が明けても、大きな声で'おめでとう!'とはちょっと言いにくいような気がします。今年は暗雲が晴れて、龍が天へ昇るような勢いのある1年になって欲しいと思います。1日でも早い被災地の復旧復興、日本の景気回復、お客様の商売繁盛、我が家の家内安全、私自身の健康祈願、国と地方の議員削減と、期待することがたくさんあります。もしドラゴンボールが7つそろったら、龍神様にどんな願いをかなえてもらおうかなぁ。そういえば、被災地を訪れたある国王が子供たちに言っていました。龍は人の心の中にいて、経験を食べて大きくなる。そして年を重ねれば強くなるから、この震災の経験を乗り越えて、自分の龍を大切にしようと。立派なお言葉です。私のお腹の中には、ビールを飲んでお腹が大きくなるタヌキがいるようです。とても大切にはできませんが、立派なお腹です。どこかの腹黒タヌキとは違いますので、ご安心ください。今年で私も40歳になりますので、健康管理に気を付けて、龍のように経験と勢いのある税理士として、躍進して参りたいと思います。
 さて、このほど平成24年度税制改正大綱がまとまりましたが、今年はどんな改正が入るのでしょうか。冒頭で東日本大震災や歴史的な円高に触れながら、結局は増税傾向というような印象を受けます。特に富裕層など収入が多い人をターゲットにした、まさに"取れるところから取る"的な感じがします。一生懸命頑張って稼いだ人には税金の負担がきつく、適当にすごして働かない人には生活が保障される。これで良いのでしょうか。正直者は馬鹿を見る。まじめにやるのがバカバカしい。こんな風に思う人もいるのではないでしょうか。高額納税者には何らかのインセンティブを与えないと、プロ野球やサッカー選手のように皆海外へ行ってしまいますよ。税収を増やすことや、納税者を管理することばかり考えていないで、税金をたくさん納めることは名誉だと感じさせる国策はないものでしょうか・・・。個人的に今回の税制改正の注目は2つ。給与収入1,500万円で給与所得控除の頭打ち。海外に財産がある人には毎年その明細を提出させる。確かに該当者はあまりいないのでしょうが、富裕層は納得するのでしょうか。「公平・透明・納得」の三原則が守られているとは思えません。「食う・寝る・遊ぶ」の三原則を守っている人にはどうでも良い話でしょうが、日本はいったいどうなってしまうのでしょうか。龍頭蛇尾ならぬ、ドジョウ頭竜尾のような、これからの日本の勢いに期待したいと思います。
ところで、今回は年初めということで、当事務所のスタッフに年初の挨拶を一言考えてもらいました。新人も含めそれぞれに個性があると思いますのでお楽しみください。今年も職員一同、全力でお客様をバックアップいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
税理士 宮村吉徳
《スタッフからの新年挨拶》
【石川宏】
新しい年を迎え、今年はどのような年にしたい、どのような年になってもらいたいと思うとき、ふと昨年3月の東日本大震災から始まり、東京電力放射能の問題、各地で起こった台風被害等々、自然災害の恐怖を改めて思い知らされた一年であった事が思い起こされ、スッキリと新年を迎える気持ちの切り替えがつきません。といえども昨年を思いつつ、今年は辰年、昇り龍となって景気が回復し、東北の復興も進み、希望の持てる年になることを念じ、また今年一年、皆様方と共に前進できましたら幸いです。本年もどうか宜しくお願い致します
【大川良清】
 顧問先の皆様には、大変お世話になっております。昨年は新しく担当させていただいたお客様もあり、いろいろと行き届かない点も多く、ご迷惑をおかけしたことと思います。今年はもっと皆様のお力になれるように精一杯頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
【渡邉正人】
 様々な出来事があった2011年も明けて、いよいよ2012年がスタートしました!本年も顧問先の皆様方には大変お世話になりますが、宜しくお願い申し上げます。
 一年が過ぎ去るのはとても速く、3月を迎えれば、また、あの出来事を思い出すことでしょう。世界的に先が見えない不透明で、不安がありすぎる今日ですが、精一杯元気でこの一年間頑張って行きましょう!私自身些細なことですが、【少しの筋トレと、少しのこだわりを持った自分】で頑張ってみようと思います。
【石井康幸】〜2012年度のオススメ、とは?〜
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
年度初めはスタッフ皆から一言、という事でご挨拶かたがたお話しさせて頂きます。最近、消費税率アップや社会負担をどうするかの議論が飛び交う中、年金財源は大丈夫なのか、いささか心配ではあります。また、今年45歳になる私としては、加齢と共に年金をもらえる歳になった時に健康でいられるのか?という事も気になっております。定期的に、かかりつけ医師に診てもらっていれば病気とは縁遠くなるかと思いますが、可能ならお金をかけずに健康でいられれば、言うこと無し。単純に思いつくのは無理のない運動ですが、私は自分の体験から「卓球」をお勧めしたいと思います。どなたでも一度は経験あるかもしれませんが、温泉場の卓球台で「やってみたら、すごく楽しい」それが卓球の良さです。次回の私の寄稿当番(?)の時に続きをご紹介したいと思います。実は「楽しい」だけがオススメする理由ではないのです…。
【日向野明子】
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。
年が明けると夢や希望を頭に浮かべ今年は・今年こそはと色々目標を立てていた様な気がしますが、辰年の今年はどんな目標を・・・・因みに「辰」は整う、の意味とし' 草木が盛んに成長し形が整った状態 ' を表すと解釈されているそうです。震災からの盛んな復興を願いつつ私も日々を明るく感謝の心を持って少しずつ成長できたらと思います。
【伊藤瑞浦】
皆様、はじめまして。昨年の1月からパートで勤務している伊藤瑞浦(みずほ)と申します。結婚を機に以前勤務していた税理士事務所を退職し、ご縁があって宮村吉徳税理士事務所でお世話になることになりました。勤務を開始して早1年が経過しますが、陰ながらお客様を少しでもサポートできるよう、これからも努めてまいります。事務所にいらっしゃった際には温かいお茶でお迎えいたします。どうぞ宜しくお願い致します。

2月号

二世税備士の独り言 
拝啓 余寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
最近めっきり寒くなりました。子供は雪が降ると目を輝かしておりますが、私は、仕事行けるかな、車乗れるかな、雪かきしなきゃ、などと考えているうちに気が重くなります。子供の時は雪が大好きだったのになぁ。雪が降ってはしゃいでいる子供達を見ていると羨ましくて仕方ありません。本当は自分もはしゃぎたいんだけど、どうしてもテンションが上がらない。子供っていいなぁ…。そういえば、先日8歳になったうちの娘が「大人って何でも自分の好きなようにできていいなぁ」って言っていました。私も子供の時そう思っていました。表面しか見ていないと楽しそうに見えるものです。大人は子供が羨ましく、子供は大人が羨ましい。いつの時代もないものねだりです。まぁ、羨ましがられるだけまだましでしょうか。「ああはなりたくない」なんて言われた日にゃぁ、悲しくって酒に呑まれてしまうでしょう。
さて、いよいよ個人の確定申告の時期が来ました。今年の大きな変更点は、扶養控除の改正でしょう。15歳以下の親族に対する扶養控除(38万円)が廃止され、16〜18歳の親族に対する扶養控除の上乗せ部分(25万円)が廃止されました。子供手当をもらっている人は所得税が増えるということです。また、年金所得者の申告手続の簡素化ということで、公的年金等の収入金額が400万円以下で、他に所得が無い人は所得税の確定申告書を提出しなくても良いことになりました。なお、申告することによって所得税の還付が受けられる人は申告書の提出はできます。また、この所得税の確定申告書の提出を要しない人でも、住民税の申告は必要ですので注意してください。詳しくは、当事務所までお気軽にご連絡ください。                  敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【渡邉 正人】
 拝啓!顧問先の皆様方には、いつも大変御世話になり、感謝申し上げます。
明けましてから早一ヶ月が過ぎ、確定申告の足音が日に日に大きくなってきています。 今年は良い年と!誰もが願ったことだと思います。そんな年初め、2つの感動をしました。
まずは箱根駅伝・・・一年前の敗退からどう走りぬくか?そして記録は?とてつもないプレッシャーの中、東洋大学・・・見事なまでの走りっぷりをしてくれました。毎年様々な事が起きる箱根駅伝ですが、東洋大学の襷リレーに寒気がするほどの感動を覚えました。各区間記録、そして優勝と大会新記録・・・各選手の箱根にかける思いが感動を起こしたのだと思います。
次は高校サッカー決勝戦!市船と四中工との試合です。開始早々、四中工、見事なシュートで 1点先制、前半は四中工ペースで終了、後半・・・市船の諦めない闘士での猛攻な攻めからのロスタイム終了間際!残り2秒での市船同点ゴール!これに勢いを増した市船が延長戦後半にもゴールを決め、優勝が決まった試合です。高校生らしく荒々しいですが、テクニックはなかなかです。サッカーにかける情熱と純粋な思い、そして、ただただ直向きな勝負へのこだわり、こうしたピュアな気持ちが私達に感動を与えてくれるのだと思います。
この2つの感動にありがとうと共に、ピュアな気持ちをいつまでも持っていたいと思いました。今の永田町では、まとまりがない事ばかりで、諸外国からは冷たい視線、本当の事が見えないこの国ですが、日々毎日、感動というものを大切にして生きたいと思った年初めでした。          敬具
平成24年2月  渡 邉 正 人

3月号

二世税備士の独り言

拝啓 春寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
今年もインフルエンザが大流行しているようです。家でも流行に敏感な二人の子供がB型に感染しました。私はこの確定申告の時期には感染しないように常に気合を入れておりますが、気合だけで予防できるのでしょうか?手洗いうがいはこまめにやっております。おかげさまで税理士になってからはインフルエンザに感染したことはありません。後で実はあの時感染していたって事はありましたが、いつも気合で乗り越えます。こんな若さもいつまで続くのでしょうか。私も今年で40歳です。そろそろ代謝も悪くなってきたので、いろいろと予防をしないと…。
さて、今年の確定申告ですが、寄付金が結構話題になっております。個人や法人で震災に関する寄付を行った方は多いのではないでしょうか。法人で寄付をすれば全額損金になりますが、個人でも結構メリットがあります。所得税と住民税で寄付金控除を使えば、寄付した金額の8〜9割位が税金で還元されます。サラリーマンでも確定申告すれば税金の還付が受けられるケースがあります。その人の所得により異なりますので、気になる方はご相談ください。また、今回の震災で家財等に損害を被った人にも、税金での恩恵が受けられる場合があります。詳しくはご相談ください。いずれも領収書等が必要になりますので、なくさないように保管しておいてください。
あの大震災からもうすぐ1年が経とうとしています。1年前の3月11日、私は確定申告の作業に追われ、事務所で机に向かっているときに地震が起きました。積み重ねた書類が雪崩のように崩れ落ち、壁掛け時計が落ち、慌てて外に飛び出しました。それでも地震がおさまるとすぐに机に戻って仕事を続けました。おかげで外部の情報がよくわからず、あんな大惨事になっていたとは思いもよりませんでした。最近、関東地方でも地震が多いので、なんだか心配です。この時期になるとなかなか家に帰れないので、いやぁ〜な気分になってしまいます。どうせ地震が起きるなら、家族が集まっているときがいいなぁ。何もないのが一番ですけどね。      敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【石井 康幸】
 早いもので今年も2ヶ月が過ぎてしまいました。さてさて、今回は趣味の話になってしまうかもしれませんが、1月号のご挨拶でお話しさせて頂きました2012年度のオススメ=「卓球で健康になろう!」ですが、◆経済的負担が少ない→専用道具はラケットくらいなので初期投資は1万円あれば十分、あとは運動できる格好でOKです。公立の体育館利用でお財布にやさしいです。◆身体的接触が少ない→サッカー野球など、意外と相手プレーヤーとの接触が多いです。体がぶつかり合う=怪我をしやすい、傾向にあります。比較的怪我をしにくいスポーツである、というのもお勧めする理由です。◆球技である→基本的に球を相手にする運動は何でも楽しいです。ラリーが続くとまた楽しい。楽しい=長続きするので、これもオススメの一つです。◆屋内スポーツである→暑さ寒さ、雨風に左右されません。一年中楽しめます。◆初心者でも入りやすいスポーツ→ピンポンレベルなら誰でも一度は経験しているのではないでしょうか。遊びでも、一度経験していると「まぁ試しにやってみようか…」と間口が広いです。
とりあえずこんな所がオススメの理由です。あくまで健康維持のための運動法の一つ、今からオリンピックを目指すつもりはないです。しかし、少し打てるようになると今度は「人よりうまくなりたい」と上達したくなるのが世の常…。次回は「卓球上達法」と題してお話ししたいと思います。マニアックな戦術論、ではなく仕事でも活用できるような内容にしたいと思います。次回もお楽しみに。          平成24年3月

4月号

二世税備士の独り言

拝啓 麗春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 なかなか暖かくならない日々が続いております。ユニクロのヒートテックをまだまだ脱げずにいる今日この頃。昨年はいろいろあってお花見ムードではなかったので、今年はゆっくりと花見がしたいなぁと思っておりますが、今年の桜は咲くことを自粛しているのでしょうか。なかなか陽気な気分にはさせてくれません。そうはいっても春休み。朝まだ寝ている子供たちを羨ましく思い、1日にはどんなウソをついてやろうか考えながら月末の業務に追われております。
 そういえば先日、朝日新聞に読売ジャイアンツが、ある選手に契約金以外に規定以上の金銭を支払っていたという記事が載っておりました。契約金が高すぎるのはいつものことですが、相変わらず裏でこそこそする球団だなぁと感心しておりました。気になったのは、国税局の税務調査が入っていたということ。報道によれば、契約金以外の出来高払いの金額については、繰延資産に計上しなさいと指導を受けたとのことです。ふむふむなるほどと思い、法人税法上の繰延資産を調べてみました。税法上の繰延資産というのは、法人が支出する費用のうち、その支出の効果が1年以上に及ぶもので、一括で経費には計上できないものです。その税法特有の繰延資産の中に、職業運動選手等の契約金等というのがあります。法人がプロスポーツ選手と専属契約するために支出する契約金等は、その法人が便益を受けるための費用として繰延資産に該当し、その支出した金額は契約期間(定めがない場合は3年)で均等償却できることになっています。まあそんなことはどうでも良いのですが、指導を受けたというのが聞き捨てならない。指導を受けたということは、修正申告はしていない。修正させなかったということは、その支出した金額が契約金等に該当しない可能性もあり、国税はそれを追求できない理由があったのか。多額の修正になれば、新聞にも載るでしょう。ナベツネはそれを嫌がったか、他にいいお土産を用意していたのか。憶測が深まります。真実は闇のなかへ。それにしても多額の金銭をもらった選手の名前も載っていましたが、野間口、二岡…。巨人にとって便益はあったのでしょうか。支出の効果は何年あったのでしょうか。話題豊富な球団は今年も大型補強をしましたが、少しは自粛してほしいものです。でも繰延資産に計上してもすぐに除却損が出るようじゃ修正する必要もないか。巨人ファンの人すみません。虎の話題が乏しいのでやきもちを焼いてしまいました。      敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【大川 良清】
 個人確定申告も終わり、陽気も少しずつ暖かくなって来ています。こうなるとそろそろ桜の話題が欲しいと思うのですが、東京ではまだ蕾程度(もう咲きだしているかな?)のようです。花を見ながら(花が無くても)外で飲むお酒もいいものです。最近はノンアルコール飲料もいろいろ出ていて、ビール、チュウハイ、カクテル、ワイン、梅酒など、単にジュースじゃないかと思えるようなものもあるようですが、アルコール度数が0%のものもあり、ドライバーや妊娠中の女性でも安心して飲むことができるようです。アルコール度数が1%未満の場合は清涼飲料水になり、酒税がかからないのですが、その割には値段が高い気がします。これには開発費用がかかるとか、子供が安易に買わないようにだとか、いろいろと理由もあるようです。私の場合、車の免許を持っていないので、あまり縁がありませんが、周りを見ると、どれがおいしいとか好みもあり、いろいろ試しながら楽しんで飲んでいるようです。とにかく桜が咲いたら外に繰り出したいと思っています。                                   平成24年4月 大川良清

5月号

二世税備士の独り言

拝啓 薫風の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
いよいよゴールデンウィークです。今年はどこへ行こうかなと考えているうちに、連休に入ってしまいました。大型連休はどこへ行っても込んでいるので、個人的には家でのんびりしていたいというのが本音ですが、どこにも行かないと家に自分の居場所もなくなってしまうので、家族のご機嫌を取りにどこかへ行こうと思います。
 さて、小沢さんが無罪になった今、これから書こうとしていた増税の話題も多少変わるかもしれませんが、他にネタもないので3月末に国会に提出された増税法案について考えたいと思います。増税の柱は3本で、消費税、所得税、相続税です。消費税は平成26年4月に8%、27年10月に10%に引き上げる。所得税は平成27年分以後について、最高税率を現行の40%から45%へ引き上げる。相続税は基礎控除額を現行の5千万円から3千万円へ引き下げ、法定相続人1人当たりの控除額も、現行の1千万円から600万円に引き下げます。さらに最高税率は55%へと引き上げ、平成27年1月1日以後に取得する財産について適用されます。これらを見ると相当な増税で、特に富裕層に厳しいものと思われます。所得税も住民税を入れれば最高税率55%になりますが、何も悪い事をしていないのに、稼いだものや貰ったものに半分以上の税金がかかるって異常だと思います。高額納税者は国会に意見できる等のインセンティブを与えるべきではないでしょうか。また、所得税や相続税の最高税率なんて関係のない庶民にも、消費税の増税は厳しいものですし、今年の春からは税金以外のものが着々と値上げされています。介護保険料や健康保険料の増額、電気代の値上げ、ガソリンの値上げなど、生活していくのに必要な経費がどんどん上がっていきます。これではますます奥様方の財布の紐がきつくなり、世のお父さんたちの稼ぎの価値が下がってきてしまいます。なんとかならないのでしょうか。まさにスパイラル現象でそう簡単には抜け出せないでしょう。いま日本で独裁者といわれている有識者達は、救世主になるのでしょうか。50年後の日本はどうなっているのでしょうか。大人になるといろいろと心配ごとが増えてしまいますので、そんな大人のために、まず大人の日を作ってもらいたいと思います。                                         敬具  税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【石川 宏】
今年の桜は、開花の時期をじっと我慢していたせいでしょうか、例年よりも色鮮やかに一気に咲き、しかし散るのも早く、つかの間の楽しみで終ってしまいました。昨年は震災で自粛ムードがありましたが、今年は人出も多く、ブルーシートの上での宴会風景を見ていると、外見から見れば、日本は平和で景気の良い国に見えるでしょう。確かに一部の商業施設である、ダイバーシティ東京プラザの年間売り上げが750億円に達するとか、次々に出来るアウトレットパークの賑わいをニュースで見ていると、民間企業の頑張りを感じます。反面、消費者物価指数は、若干上昇傾向にはあるもののデフレ体質の改善までには程遠く、その一因になっているのが、人口の減少。ここ一年で日本の人口は30万人近く減少したとか、これは、一日に800人減っていることになります。急速に進む高齢化社会に向い、立法府である政治家の皆さんに、世の中に明るい材料があるうちに一刻も早く経済対策を打ち出し、国民が安心して生活出来る環境造りを御願いしたいものです。
                          
平成24年5月 石川 宏

6月号

二世税備士の独り言

拝啓 薄暑の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 もう6月です。後もう数日で私も40歳になります。おかげさまで30代の最後も仕事に追われ充実した日々を送っております。思い起こせば10年前、まだ税理士試験に合格していない頃、30歳になることに妙に抵抗を感じ、仕事もしていない中途半端な自分がよく分からないまま、ただひたすらに勉強をしていました。歩いている時も、自転車をこいでいる時も、電車に乗っている時も、頭の中はいつも理論(法律の条文)暗記に明け暮れていました。お酒も飲まず、友達とも遊ばず、季節感など全くありませんでした。その努力の甲斐があって、なんとか試験に合格できて今の自分がいるのだと、お客様、父親、職員、家族に感謝して30代を締めくくりたいと思います。私の30代は、結婚、税理士試験合格、3人の子宝と、いろいろな良いことがありました。これからも健康に気を付けて、皆様とともに優良企業を支えていきたいと思います。
 さて先日、大手銀行がようやく法人税の納税を再開すると、新聞に載っておりました。大手各行は、不良債権処理のために多額の赤字を計上し、欠損金を次年度以降に繰り越して、利益が出ても法人税を払わない処理を10年以上も続けていたようです。このほどの景気回復?により、大手銀行5グループの純利益は2012年3月期で2兆円を超え、今後も業績は好調なようです。その好調ぶり、中小企業にも分けてもらいたい。欠損金の繰越控除制度は知っている人も多いと思いますが、なかなか使いきれないのが現状です。また、昨年の税制改正でこの繰越期間が7年から9年に延長されました。それだけ中小企業は景気が悪いってことです。そろそろ納税したいなぁという社長さんは結構多いのではないでしょうか。銀行さん、そっちだけ儲けていないで、こっちも儲けさせて下さいよ。利益は平等に分かち合いたいものですね。ところで私の経験上、繰越欠損を使いきって納税をすると、税務調査が来るというパターンが結構ありました。要注意ですね。まったく、銀行といい、税務署といい、いやらしい連中だなぁ…。       敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【今井 明子】
 三社祭に世紀の天体ショ−金環日食と東京スカイツリ−の開業、そして大相撲夏場所で平幕旭天鵬の優勝と、5月は話題満載の月でした。このモンゴル出身の力士が21年間目立たずコツコツと努力を重ねてきた結果が、今回の優勝に繋がったのだと思います。目立たなくても地道に努力をする、それを心から楽しんで出来るようになれたら、人生そのものが豊かになるんでしょうね。
 近頃の私は心に空洞が出来たような状態で、今何をしたいのか何をするべきなのか迷いの洞窟に入り込んでしまったような気持ちです。このようになってしまったのは、小・中・高と同じ学び舎で過ごした大事な友が、先日旅立ってしまった悲しみから立ち直れないでいるせいだと思います。
 6月を迎え気持ちを前向きに切り替えなくてはと、ささやかな事ですが、これから迎える梅雨に備えて長靴を買い替えてみようかとふと思いました。本当に子供じみたことかもしれませんが私にとっては心がウキウキする一つのイベントになりそうです。昔と違い今の長靴はお洒落でカラフルまた種類も沢山あるとか・・・。近いうちに私の新しい長靴姿を何処かでお見せできるかも?しれません。
その時はきっと元気な姿でご挨拶できるよう前向きに頑張りたいと思います。
                         平成24年6月 今井 明子

7月号

二世税備士の独り言  
拝啓 盛夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今年の7月で父が亡くなってから12年が経ちます。もうずいぶん前のことですが、税理士試験が近づく暑い夏だったことをよく覚えております。また、今でもお客様や先輩税理士の口から、父の話をよく聞きます。本当にありがたいことです。私は父の現役時代のことは全く知りませんでしたので、自分が税理士になって初めて父親の背中を見たような気がします。父が病気になって亡くなる直前に、何もわからない私にアドバイスしてくれたことがありました。税理士という仕事は人間性が大事だ。これは教えられるものではない。だから宮村会計事務所は身内に継いでもらいたい。お前が資格さえ取れば、きっとお客様はついてきてくれるから大丈夫だ。何も教えなくても、きっと仕事のやり方は似てくるだろうと。このアドバイスを胸に秘め、とにかく試験に合格して早く税理士にならなくてはと、無我夢中で頑張ってきました。そして税理士になってからも、お客様や職員や諸先輩方に支えられ、どうにかこうにかここまで来て13回忌を迎えます。父はこんな私に、合格点をくれるのでしょうか。まあ、父と同じような税理士になるというのは時代的にも無理だとは思いますが、父の人間性を承継して、時代に合った税理士宮村でこれからもがんばっていく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、今世の中を騒がしている消費税。いったいどうなるのでしょうか。党の意見もまとめられないような人たちが、全国民に影響するような重大な事柄を決めていいのでしょうか。消費税率が段階的に上がったら、税理士も大変です。消費税は消費者が担税者、事業者が納税者です。事業者は、消費者が負担した消費税をいったん預かって、消費者の代わりに国に納めます。それを計算するのが確定申告ですが、その年によって税率が異なると、計算が非常に複雑になります。増税がやむを得ないなら、せめて段階的の期間を延ばして欲しい。消費税のように歴史の浅い税金は、その法律に無理矢理感がすごくあります。消費者、事業者、税理士が納得のいく新消費税法を考えてもらいたいと思います。                         敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【渡邊 瑞浦 (旧姓:伊藤)】
皆さんは、疲れている時や気分転換したい時など何をしますか?私は毎日、我が家の猫に癒されています。耳が折れたスコティッシュフォールドという種類の猫で、名前をココちゃんといいます。鼻と肉球がキレイなピンク色の目がクリっとした女の子です。
猫は一般的には気まぐれで、犬のようには懐かないと聞きます。でも、ココちゃんは家に来た日から怯えることもなく、人にべったりです。座れば膝の上に、寝ればお腹の上に、お料理をしている時も台所から離れません。また、なでるとグルグルと喉を鳴らし、嬉しそうに目を細め、まるでぬいぐるみのようです。
まだ我が家に来て1カ月(生後4カ月)ですが、もう体重が倍になりました。まだまだ大きくなるとのことで、このままずっと小さいままでいてくれないかな〜などと身勝手なことを考える今日この頃です。         
平成24年7月 渡邊 瑞浦

8月号

二世税備士の独り言

拝啓 残暑の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 夏休みになると子供が毎日家にいるので、なんだか騒がしい日々を送っております。仕事が休みの日には、近所のプールで娘に泳ぎを教え、家では息子にカブトムシの楽しさを教え、存分に夏を満喫しております。今年の夏は楽しいなぁと、毎年言ってもらえるように父親の役目を果たしたいと思います。あと何年かしたら父親は財布代わりになってしまうのでしょうから…。
 さて今年の夏はオリンピックがありスポーツも熱いですね。サッカーの奇跡やイチローの移籍、甲子園など話題満載です。クーラーのきいた涼しい部屋で冷たいビールを飲みながら、熱いスポーツを見るのは、なんとも贅沢な感じがします。また、原発問題や増税問題も相当ヒートアップしています。熱い暑い夏が過ぎたら何かしらの結論が出るのでしょうが、現時点では何も確実なものはありません。消費増税、所得増税、相続増税に関しては、なかなかはっきりとしたものが分かりません。延命処置が吉と出るかどうかは…。まあ、熱いときに無理に結論を急いでも、あまりいい事はありません。スポーツ観戦も観ている方は熱くなりますが、本人達は意外と冷静なものです。冷静でいるから良い結果が出るのでしょう。お上も民も冷静になりましょう。それが日本人の奥ゆかしさなのではないでしょうか。私自身も時には熱く、時には夏の風鈴のような涼しさを持ち合わせた税理士でいたいと思います。                   敬具
税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【渡邉 正人】
拝啓!顧問先の皆様方には、いつも大変御世話になり、感謝申し上げます。
 連日30℃の真夏日が続いています。今年も残暑が厳しいようですが、あっ!!という間に月日が流れ、秋から冬へと経って行ってしまう事でしょう。 世間では相変わらずまとまりとケジメの無い茶番劇が繰広げられ、一番肝心な事は棚上げ、いい加減民衆からは、"ああ・・・もううんざり・・・"と声が聞こえてきそうです・・・
ところで先日、娘の卒業関係に使うためアルバムを引っぱり出し、我家では最近では珍しく家族が集まり、何だかんだと会話が飛交い騒いでいましたが、お決まりのように、一言口をはさめばシーンと静まり、テンション下りモード全快・・・会話が途切れてしまいました。悲しいかな子供達は、成長と共にだんだんと離れていき、否が応でも外の世界の憧れと興味が広がりますので、仕方の無い事と同時に、素晴しくありがたい事と感じ、そして頑張れと思った瞬間でした。
 そんな中、たまたま幼稚園の卒園文集で、載せた中の1枚の原案を見つけました。当時の子供達の綺麗で真っすぐな瞳がとても印象にあり、【どうか世知辛い世の中ですが、何があっても前を見て、理不尽な事、ただただあるけれど、その綺麗な瞳を失わないで】という思いをこめて書いた原案です。そして今、成長した彼女彼氏らを見て改めてありがたいという感謝を思う半面、"よっしゃ!まだまだ軟弱野郎共に負けてなるものか・・・と沸々と闘志を燃し、そしてこう思える瞬間をいつまでも大切にしていきたいものと感じている今日この頃です!
  敬具
平成24年8月 渡邉 正人

9月号

二世税備士の独り言
拝啓 初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 暑い日が続いております。雨もなかなか降りません。最近は、庭の片隅に植えたミニトマトに毎朝たっぷり水をやるのが日課になっております。その甲斐があって、今は真っ赤なミニトマトが鈴なりになっています。200円位の苗だったと思いますが、"モトは取ったぞ"と毎朝ニヤニヤしている今日この頃です。今年の夏休みは、自分の仕事よりも子供達の習い事のスケジュールの方が忙しかったようで、なかなか遊んでもらえませんでした。野球とゴルフで日焼けしましたが、もうちょっとプールに行きたかったなぁ…。まだまだ暑い日が続きそうですが、夏やせしたお腹周りがリバウンドしないように、実りの秋に期待したいと思います。
 さて、消費税の増税が決まった今、気になる記事を読みました。現行の5%でも消費税の滞納額は4千億円を超えるそうです。そこで税率が倍になれば、滞納、差押、倒産の一本道を辿る中小零細企業がどれだけあるだろうか。前回の増税時(97年)では、消費税の滞納額は激増し、払いきれない税金は差し押さえられ、多くの中小企業が廃業したそうです。社会情勢では、雇用者報酬や国内総生産は落ち込みましたが、大企業の内部留保は増大したそうです。消費税の増税は中小零細企業から吸い上げた金銭が、大企業に溜まっていく仕組みなのでしょうか。そして翌98年に自殺者が3万人を突破し、現在まで続いているそうです。そして、そのうち2割が経営者だと言われているそうです。責任感のある経営者は自分を責め、責任感のない政治家が世にはびこる。社会保障と税の一体改革で何か良い結果が出るのか非常に不安です。他に改革すべきところがあるのではないでしょうか。国民の不安と不満が爆発する前に、国民をやる気にさせる政策、法案、救世主に期待します。                                              敬具
                              税理士 宮村吉徳
◆スタッフからの一言  【石井 康幸】
まだまだ残暑厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。前回、健康法の一つとして卓球を紹介し、次は上達法をお伝えしますとお話ししましたが、ロンドン五輪銀メダル獲得の卓球女子団体に敬意を表して、私なりに思う上達方法をお届けしたいと思います。
遊び半分で始めた卓球もラリーが続く程度に打てるようになると、今度はスマッシュを決めたい等の欲が出てきます。「今より上達する」にはどうすればいいのでしょうか?
世の中何でも共通ですが「型」を知っていると上達が早く、型をマスターした上で個性を発揮できた人のことを「型破り」と言います。逆になかなか上達しない様を「形無し」と言います。
良き型を得る一番の近道は、上達のコツを教えてくれる良き先生に師事することですが、卓球場でぼんやりと他人が打っている様を見ていても「面の使い方がうまい」等々勉強になることも多いです。すなわち、こちらの捉え方次第で言葉や態度で具体的に教えてくれなくても「良き師」はすぐ近くに存在していることがあります。メダルを獲得できる人は何事にも率先して、そして素直に吸収していける、そのような人たちなのではないでしょうか…。卓球に限らず、仕事や家庭においても良いものは自らどんどん取り入れて勝ち組に入りたいものです。
                         平成24年9月 石井 康幸

10月号

二世税備士の独り言 

拝啓 仲秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

何かつい昨日までセミが鳴くほど暑かった気がしますが、一気に涼しくなってようやく秋っぽさを感じます。忘年会や年末の業務のことを考えると、もう今年も終わりかと1年の早さを実感します。まだ半袖ですが…。尖閣問題、反日デモ、金本引退、安倍復活…。ハァ…。秋になるとついつい考え込んでしまいます。さぁ気晴らしでもしましょう。

さて、秋になると税務調査のシーズンですが、この税務調査が来年1月から少々変わるようです。国税通則法の改正により税務調査の手続きが明確に法定化されました。それは、事前通知手続、質問検査権、調査終了時の手続きなどです。事前通知とは、納税者に対し税務調査を行う旨を事前に連絡することです。調査の目的、日時、場所、税目、期間などのことで、いままではだいたい税務代理人に対して行われていましたが、今後は納税者に直接通知されるようです。また、この事前通知が法律上明確化されるわけですから、ごく稀に行われていた予告なし調査は無くなるのかと思いきや、課税公平の観点から一定の場合には事前通知を行わないそうです。なんだかたいして変わっていませんね。質問検査権については、新たに帳簿書類の提示又は提出が加わり、調査官がこの権利を行使することが法律上明確化されます。税務職員はこの規定を武器に何でも質問してくるのですから、職員の調査手続きに関する研修教育を徹底してもらわないと困ります。ろくな会話もできない調査官も結構多いですからね。調査終了手続きは、調査結果の説明や更正決定があった場合にはその処分理由の記載、調査が終了した旨をしっかりと通知するということです。一見当たり前のようですが、国家公務員は法律で規定しないと何もできないのでしょう。今回の改正は納税者の権利確立、適正手続きの法制化のはずですが、納税者の権利って何なのでしょうか。国家公務員たる税務調査官は自分の置かれた立場をよく理解して、法令遵守で他人の懐を検査するのだから、調査テクニックだけではなく、一般常識やエチケットもしっかりと勉強してもらいたいと思います。結局、法改正というのは国家有利なのだと実感しますね。  敬具

税理士 宮村吉徳

◆スタッフからの一言  【大川 良清】

 先日彼岸で田舎に帰り、家の片付けをしていると、あることを思い出した。年明けに田舎の天井裏から日本刀が見つかったのだが、相当ガタがきて鞘も塗りがはげていた。とりあえず警察署で発見届済証を出してもらい東京へ。登録は発見者の居住先ということで審査日を調べて都庁へ行ってきた。会場の前で名前を書いて待っていると30分ほどで呼ばれて中へ入ってみた。すると審査官3人に対し待っている人が30人ほどいる。こんなに多く審査に来る人がいるのかと、審査料を支払い待つこと3時間。その間他の人の話を聞いていると、美術品と認められないと廃棄処分になるらしい。私の順番が来て、私の刀もあやしいなと思っていると、審査官が首をひねり隣の審査官の所に行き何やら相談している。戻って来て言うのには、刀の3分の2ぐらいまで刃が無いとのことで、廃棄かどうかで迷っている様子。すると他の審査官が来て、この刀は売買できるような代物ではないが、先祖の物として保管しているなら登録してくれるという。ちなみに銘は関住兼辰(かねとき)。関の孫六の系列らしい。まあ先祖代々の物でも何でもないのだが、それではと登録証を書いてもらい帰って来た。なれない物を持ち4時間あまり、すごく疲れた1日だったことを思い出した。結局、押入れの中に仕舞い込んでそのままになっているのだが。

平成24年10月 大川 良清

11月号

二世税備士の独り言

拝啓 向寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

最近過ごしやすい気候の日々が続いております。ようやく長袖のワイシャツにネクタイをしても汗をかかなくなりました。1年を通じて過ごしやすい日というのが少なくなった感じがします。だいたい暑すぎるとか寒すぎるで、ちょうど良いのがまさに今頃でしょう。日本の気候も経済も、上と下の差(貧富の差)が、どんどん離れて行くような気がします。気温でいえば20℃位、経済でいえば中の上位がベストでしょう。冷えきった景気も早く回復してもらいたいものです。

 さて、皆様は税理士と公認会計士の違いってご存知ですか?税理士は税務の専門家で、会計士は会計監査の専門家です。どちらも国家資格で、難しい国家試験をパスしてそれぞれの士となります。税理士は税務に関する法律と会計学を学びます。公認会計士は会計に関することと租税を学びます。どちらも似たようなものですが、公認会計士は税理士業務ができますが、税理士は監査業務はできません。公認会計士の方がランクは上のようです。ところが最近、税理士会と会計士協会でいざこざがあるようです。会計士が税理士業務を行うのはおかしいと。会計士は本業の監査において一流であればよく、それ以外の業務に優れている必要はない。(税理士会)税理士制度が無い多くの先進国では、公認会計士や弁護士が税務業務をしているし、税理士制度がある国でも公認会計士や弁護士が税務業務をしているから、会計士が当然に税務業務の担い手である。(会計士協会)なかなか白熱した報告書のやり取りがあるようです。要は会計士が無試験で税理士業務を行えることを問題視しているのですが、会計士でなくても無試験で税理士になっている人はたくさんいます。税理士は国家資格なのに国家試験を合格した人は半分くらいしかいない不思議な資格です。税理士という仕事が軽く見られているような気がしますが、実務はとっても重たいものだと実感しておりますし、税理士は良くも悪くも日本人によく合った資格だと思います。私は国家試験をパスした税理士ですので、安心して税務業務をお任せください。     敬具

税理士 宮村吉徳

◆スタッフからの一言  【石川 宏】

エアコン頼りの暑い夏が過ぎ、北海道からは早くも冬の便りが届く季節となりました。人工的な空気から解放される一時に心地良い睡眠を得たいものと思いながら床につくとき、ふと思い出した新聞の記事、熊本大学の研究チームがショウジョウバエを使った実験を報じた「睡眠と記憶は脳の中の別々の神経回路がコントロールしている」。と言う事実をつき止めた。これは、目を開けてもつぶっても音は聞こえる。同じように、目覚めていようが眠っていようが記憶の能力に変わりはない。だから、脳のある部分に情報を入力してやれば眠っているのに眠りを妨げられることなくものを覚えられるとのこと。そのようなことが現実となるのであれば、生まれてくるのが早すぎた…もちろん、一夜明けると知らぬ間に博識になっていた、などというのは遠い将来の話だろう。京都大学の山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した、一個のiPS細胞から新しい臓器を作り出す研究は、人類の将来に無限の夢をもたらすことで、速く実現してほしいものです。しかし、世の中には、知らぬ間に犯人になっていたという恐ろしい現実の問題もある、科学の進歩と共に犯罪を厳罰に処する法律の進歩も望みたいものです。  

平成24年11月 石川 宏

12月号

二世税備士の独り言

拝啓 霜寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

扇風機を片づける間もなく暖房器具が必要な今日この頃、体調を崩している方も多いと思います。これから年末に向けていろいろと忙しくなりますので、皆様どうぞ御自愛ください。私も先日、初めて人間ドッグというものを受けましたが、おかげさまで悪いところは何もなく、お腹の脂肪と日常的な飲酒を注意されました。私も健康だとわがままなもので、どこか悪い所が見つかるまでは、飲酒を控える気になれません。が、大事な身体ですので、暴飲暴食は避けて、早寝早起き適度な運動を心がけて、健やかな中年時代を謳歌したいと思います。

さて、今世の中を騒がしている政権問題。いったいどうなってしまうのでしょうか。新時代の幕開けか、老舗の根強さか、名誉挽回か、こんなもめ事を師走にやるのがそもそもおかしい。この時期は本来なら平成25年度の税制改正について考える時期ですが、まったくそれどころではありません。根底が決まらないのでは、今後の予想もままなりません。これからどの政党もマニフェストという化粧を施して、笑顔を振りまくのでしょうが、皆歌舞伎役者のように素顔が全く分かりません。出る杭は打たれる、長いものには巻かれろ、といった日本の伝統は文化です。有権者の無関心さも日本の文化でしょう。若い人たちはもっと自分と自国のことに関心を持たないと、適当に飼いならされてしまいます。私も今後の日本を担う人間の一員として、1票の権利を主張しようと思います。今はやりの、不在者投票で。                   敬具

税理士 宮村吉徳

◆スタッフからの一言  【今井 明子】

"今年も一年大変お世話になり有難うございました"とご挨拶する時期がまた巡ってまいりました。本当に月日の経つのが早くて早くて心のバランスが取れない今日この頃です。気持は若いつもりでいるのに身体が伴わない。皆さんはこのような時どのように乗り切っているのでしょうか?

 そんなことを考えながら思いついたのが"そうだ旅に行こう"でした。朱印帳を手に向かった先は長野の善光寺さんと小布施です。小布施では、八方睨み鳳凰図で有名な岩松院の天井絵にこれが北斎89歳の作品なのかと驚嘆し、その先にある古刹淨光寺「薬師堂」で心を癒され、薬師さんの緑に囲まれた中にたたずむ薬師豆富のお店「茶房まめ家」で絶品のお豆富料理を味わいました。奴から始まりステ−キ・サラダ・煮物・デザ−トもすべてお豆富(まめ家さんでは豆腐でなく豆富)をアレンジしてあり本当に美味しいお料理で胃も心も大満足でした。

翌日は、善光寺山門の修復完了を記念して約40年にわたって中断されていた二階への登楼参拝が平成20年より再開されていたのでこの機会にと足を運んでみました。山門に掲げられている善光寺の額は通称「鳩字の額」と言われ、この額には鳩が5羽隠されています。善の字に2羽、光の字に2羽、寺の字に1羽、そしてもう一つ善の字が牛の顔に見えるのは"牛に引かれて善光寺参り"という信仰によるものらしいです。そう言われてみると牛の顔に見えてくるから不思議です。いろいろな思いを巡らし山門二階から一直線に伸びる善光寺表参道を眺めていたら、明日からまた頑張ろうという気持ちが湧いてきました。旅から戻った今、この気持ちを新年に向けたいという思いでいっぱいです。

 2013年巳の年も本年同様よろしくお願い致します。

平成24年12月 今井 明子